2021年賃金確定(第3回)団体交渉を実施

我われが納得できる回答を示す以外に解決の道はない

 11月8日、今期賃金確定(第3回)団体交渉を実施し、10月26日に提出した「要求書」に対する区長会としての検討状況を質しました。しかし、区長会は、我われの要求に一切応えようとしない不誠実な姿勢に終始しました。
 人事委員会勧告の取扱いについては、「国や他団体、民間の動向も勘案して、区民の理解と納得が得られるよう、区政全般の観点から、引き続き、慎重に検討してまいりたい」と新型コロナ対策の最前線で奮闘している職員の期待に反する発言を繰り返すばかりで、こうした区長会の不誠実な姿勢は容認することはできません。
 また区長会は、業務職給料表について、「国の動向等を踏まえ、引き続き、慎重に検討」、雇用と年金の接続については「皆さんから60歳超の給料月額の水準等について要求を頂いている。引続き、精力的に協議を行っていきたい」との発言に留まりました。
 わが組合からは、「この2年間にも及ぶ職員の苦労や努力に対して、2年連続の一時金の引下げは誰一人納得できるものではない」、「業務職給料表については、同様の職種の無い国家公務員との単純な比較をするのではなく、23区清掃職場の実態に見合った正当な賃金水準とすべき」、とりわけ「60歳以降の賃金水準が定年引上げにおける最大の課題である」と訴え、引き続き、課題の解決にむけて積極的な協議を要求しました。
 最後にわが組合から、「皆さん方から示された現時点における考え方は、私どもが求めている要求に何一つ答えていない不誠実なもの。多くの重要な課題があるが、課題解決のためには、私どもの要求に対して誠意をもって応える以外に解決の道はない」ことを再度通告してきました。
 2021賃金確定闘争はこれからが正念場です。各区長要請や区長会会長要請、区長会要請、第三波総決起集会等、連日行動配置がされています。区長会との交渉もさらに厳しさを増すことが予想されます。一時金の引下げには断固反対し、定年延長に係る課題については我われの要求の実現に向け、全組合員の総力をあげて最後まで闘い抜きましょう。