連日の奮闘、大変お疲れ様です。
2000年に清掃事業が特別区に移管となり、20年以上が経過しました。2006年の身分切替からも15年が経過したことになります。東京清掃労働組合は、23区・清掃一組という複数の自治体を横断する環境行政のチェック機能を持つ労働組合として社会的な運動を目指してきました。引き続き情勢や社会状況の変化を適切に捉え、単一労働組合としての運動の前進に向けて組合員の皆さんの更なる結集をお願いします。
23区の清掃事業は、私たちの創意工夫により、区民の安心・安全で衛生的な生活環境を保証することができます。収集現場では、付加価値を高めた業務として、戸別収集、時間帯収集、集積所の改善、不適正排出に対する指導業務、高齢者等訪問取集、環境学習等の様々な工夫と努力を重ねています。また、清掃工場では区民の安全と地域の環境を守るため、厳しい自己規制値を設けています。これらの取組が23区清掃事業の質を維持してきたと言えます。現場の第一線で働く私たちが行政と区民の接点となり、区民からの様々な要望を集約するとともに、主体的に課題・問題を提起して、「良質な公共サービスとしての清掃事業」を守っていかなければなりません。
近年、全国各地で大規模自然災害が頻発しています。23区内でも2019年の台風19号により、大規模な浸水被害が発生しました。これまでの災害における現場の復旧・復興に大きな力を発揮したのは、日々現場の最前線で職務に邁進している組合員です。いち早く被災地に駆けつけ災害廃棄物の処理に貢献してきた直営職員としての知識と経験を継承し、仮に災害が発生したとしても、迅速な復旧・復興に向けた支援を継続していく必要があります。
各区・一組においては、委託化・車付雇上化等により、新規採用が抑制されてきました。また、時間内組合活動の規制が強化され、時間外での活動が多くなり、情報の共有化も難しくなっています。そのため、ホームページの活用をお願いします。
中央執行部も全力を尽くします。共に頑張りましょう!