2021賃金確定(第6回)団体交渉を実施

60歳以降の賃金水準について再度の検討を求める

 1月21日(金)18時05分から、今期賃金確定(第6回)団体交渉を実施し、区長会はこの間の国の動向を踏まえた、交渉項目の具体化を含めた所要の修正内容を示しました。一方、継続協議とさせた「特定日以後の賃金水準について」は、何ら歩み寄りを見せず、我われの要求に一切応えようとはしていない不誠実な姿勢に終始しました。
 わが組合は、この間何度も申し上げているとおり、特定日以後の賃金について、月例給が再任用賃金を下回ることを問題視しています。定年年齢を引上げることによって高齢期職員に活躍してもらい、その知識、技術、経験などを継承してもらうという改正法の趣旨には賛同しています。しかし、区長会は、その高齢期職員が活躍しうる賃金、労働条件について何ら責任を果たそうとしていません。
 この間、連日事務折衝を重ねていますが、未だ労使における考え方の溝は埋まっていません。こうした交渉の状況を鑑み、現在、各区にて定年引上げに係る要請を本部四役も同行で実施し、組合員の切実な想いを受け止めてもらうよう取組んでいます。一定の成果は出始めてはいるものの、さらなる追い上げが必須な状況となっています。
 残された時間も決して多くはありませんが、本部交渉と各区交渉の両輪にて当局を追い上げ、我われが求める「特定日以後の月例給が再任用賃金を下回らない対応」を決断させましょう。
引き続き、各支部・全組合員のご理解・ご協力を宜しくお願いいたします。