戦争犠牲者追悼、平和を誓う8.15集会に参加

戦争の惨劇を忘れてはならない

 戦後77年目を迎えた8月15日(月)千代田区千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて行われた「平和を誓う集会」に東京清掃四役で参加し献花してきました。
 明治維新から敗戦までが77年、敗戦から現在までが77年と奇しくも全く同じ年月にあたる今年の集会。長い月日が流れ、戦争の体験を語ることができる方々が年々少なくなってきていますが、二度と繰り返さぬよう、戦争の悲劇が忘れ去られるようなことがあってはなりません。私たち労働組合は、戦争の記憶を語り継ぎ、平和の尊さを次世代に伝えていく任務があります。
いま世界は、ロシアによるウクライナ侵略とプーチン大統領の核脅迫を機に、核使用の新たな危険に直面しています。ヒロシマ・ナガサキの惨劇をもたらした究極の非人道兵器である核兵器の使用と威嚇を決して許してはなりません。8月9日、長崎の平和祈念式典で被爆者代表として「平和への誓い」を読み上げた宮田さん(82歳)はウクライナ侵攻を受け、「米国の核兵器を日本に配備して共同で運用する「核共有」の議論が国内で活発になっている。「『力には力』の核依存思考で断じて反対だ。今こそ日本は『核の傘』からの価値観を転換し、平和国家の構築に全力を挙げるべきだ」と訴えました。しかし、挨拶で岸田首相は核禁止条約について触れもしませんでした。
核保有国と非核保有国の対話の橋渡しをする役割を担うことができるのは、唯一の戦争被爆国である日本の役割です。今後、核兵器禁止条約を実効あるものとするため、日本政府に批准させるよう取組みを強化するとともに、私たちはこうしたことを許さず、不戦の誓いのもと、憲法に則った平和と繁栄を堅持していかなければなりません。
引き続きわが組合は運動方針に則り、平和主義を堅持し、国民全員が安心して暮せる社会の構築にむけて貢献していく決意です。