夏季手当第1回団体交渉を実施

組合員の切実な思いを込めた要求書を提出

 夏季手当に関わる第1回団体交渉を5月15日に実施し、「2023年度の夏季一時金等に関わる要求書」の提出とともに、諸課題について要求しました。
 昨年の賃金確定闘争における初任給・若年層に特化した月例給の引上げは、コロナ禍において精神的にも肉体的にも通常とは異なるストレスを抱えながら、3年間にもわたり奮闘している職員から不満の声が多数寄せられています。また、昨今における急激な物価高騰やエネルギー価格の上昇は、職員の生活に大きな影響を与えており、日本で一番物価の高い首都圏で暮らす特別区職員の生計費を反映した賃金水準にするには、月例給・一時金の引上げが不可欠です。
 清掃事業はエッセンシャルワークであり、日々確実にごみを処理することが求められています。人員が削減されている中、コロナ禍においても通常業務を継続できているのは、現場の職員一人ひとりの努力、協力、職責、使命感によるものです。
 交渉では、コロナ禍において奮闘を続けてきた我われの努力や急激な物価高騰などに触れ、夏季一時金の2.5ヶ月以上の支給を求めるとともに、民間企業にみられる「インフレ手当」と同様に、特例的な手当等の支給を求めました。
 また、技能・業務系人事制度、高齢期雇用制度などでは残っている課題について要求し、あわせて、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけ変更後の対応については、社会基盤を支えるエッセンシャルワークであることを踏まえ、清掃職場の実態や職務内容に応じた特段の配慮を求めました。
 わが組合は、厳しい生活実態においても、公共サービスの質を低下させることなく責任と誇りを持って日々の業務に励んでいる組合員が報われるよう、しっかりとした要求をもって交渉を積み上げていきます。