賃金確定第3回団体交渉を実施

我われの要求に対する検討状況を質すが、踏み込んだ回答はない

 11月7日(火)、わが組合は区長会と賃金確定第3回団体交渉を実施し、10月23日に提出した「2023年度賃金確定に関わる要求書」に対する検討状況を質しました。
 区長会は給与改定について、全国で最も高い状況が続く特別給の年間支給月数に言及しながら、「特別区の置かれた厳しい諸状況、国や他団体、民間の動向、そして、職務に精励する職員の適正な給与・勤務条件の確保といった観点も勘案して、区民の理解と納得が得られるよう、区政全般の観点から、慎重に検討してまいりたい」と回答しました。またその他の課題についても「慎重に検討してまいりたい」という回答に終始し、我われの要求に対して踏み込んだ回答はまったくありませんでした。
 わが組合からは日本一生計費の高い23区の職員の賃金水準について、「異常な状態といっても過言ではない」と追及し、早急に正当な水準に戻すことを求めました。業務職給料表についても、定年年齢の引上げ交渉において水準の低さが顕在化したと強調しました。
 23区清掃事業の喫緊の課題のひとつは人材の確保です。現在の賃金水準・人事制度では、若年層だけではなく全職層において問題があり、採用の辞退や早期退職が珍しいことではなくなっています。職務に邁進できる賃金水準と魅力ある人事制度の確立にむけ、全組合員が声をあげていくことが重要です。
 2023賃金確定闘争は様々な取り組みによって闘いが進められています。納得のいく妥結にむけ、全組合員の総団結で闘い抜きましょう。