賃金確定第3回団体交渉を実施

不誠実な回答に対して厳しく追及

 11月6日(水)に賃金確定第3回団体交渉を実施し、10月22日に提出した「2024年度賃金確定に関わる要求書」に対する検討状況を質しました。区長会は「慎重に検討してまいりたい」という回答に終始し、具体的な検討状況については全く答えませんでした。
 人材獲得競争が激化する中、初任給をはじめとした若年層の賃金水準を改善することは否定するものではありません。しかし一方で、物価高騰の影響はすべての職員が受けており、若年層に偏った賃金改定には理解も納得もできません。区長会が「原資」を確保し、中高年齢層にも大幅な賃上げが実現するよう強く求めました。
 また、清掃職場においても人材確保が課題となる中、中高年齢層の賃金水準や任用制度については、若年層にとっても大きな指標となるため、豊富なスキルを有する中高年齢層職員の士気の向上につながる賃金水準・任用制度の改善についても強く求めました。
 その他、扶養手当の見直し、再採用選考制度、熱中症対策などについて改めてわが組合の考え方を主張しました。
 協議を進めるためには現在の検討状況を具体的に示すことが当然のことであり、区長会の対応は不誠実だと言わざるを得ません。今後の区長会に対する要請行動や専門委員会交渉で厳しく追及すると同時に、各区においても継続的に折衝等において問題点を追及することが重要です。我われの要求実現のため、各々の立場での取り組みを積み上げていきましょう!