2025賃金確定闘争 妥結

抜本的に改善された新業務職給料表を勝ち取る

 2025年賃金確定闘争の山場となった11月20日、これまで積み上げてきた要求の実現に向けて、朝から交渉を重ねました。踏み込んだ回答がなかなか示されない状況が続きましたが、夜に差し掛かった時間帯に交渉責任者による会談が持たれ、区長会としての最終判断が示されました。
 断続的に開催された機関会議において交渉の進捗状況が報告され、提案の団体交渉を受ける判断、そして最終提案を受け入れて妥結するかを判断し、日付が変わる直前の団体交渉にて労使で妥結が確認されました。
 人員確保を視点とした「魅力ある賃金・人事制度」の構築を目指し、昨年の妥結からすぐに精力的な事務折衝や意見交換が行われ、春の段階での要求書提出、団体交渉での主張、各地連・各区の要請行動など、様々な場面で我われの要求を積み上げてきました。とりわけ組合員の「声」を区長会に届けることに重点を置き、要請時には現場意見を盛り込んで訴えました。その成果として、技能・業務系職員の賃金・人事制度の総合的・抜本的見直しを勝ち取り、賃金の底上げを図った新業務職給料についても決断させました。
 厳しい提案もありましたが、大きな前進を勝ち取った賃金確定闘争となりました。しかし、積み残した課題解決に向けた新たな闘いが始まります。良質で持続可能な公共サービスとしての清掃事業の確立、清掃労働者の労働条件改善に向け、引き続き東京清掃の闘いを進めていきましょう。