第42回組織集会

次世代を担う役員の育成、交渉力の強化を目的に

 6月18日(日)~19日(月)「箱根路・開雲」を会場に、東京清掃の第42回組織集会が開催されました。
東京清掃は、区移管以降も23区、清掃一組、東京都(最終処分場)という複数の自治体を横断する単一労働組合という組織形態を選択しました。多くの課題を自らの課題として、主体的に取り組んで来ましたが、次世代を担う役員の育成と交渉力の強化は、東京清掃にとって大きな課題です。
 今次組織集会は、前述の課題の前進を目的に開催したものです。初日は、常任中央執行委員を中心に模擬団体交渉を実施し、わが組合の顧問弁護士である細川さんから、交渉にあたって抑えておくべき法的な根拠等について解説をいただきました。会場からも普段の組合活動で疑問に思っていたことや、模擬団交を見たうえでの疑問等、多くの質問や意見が出され、活発な討論が出来ました。
 模擬団交に配役された常任中央執行員は、アドリブの応酬で交渉を展開し、真剣な中にも時に笑いも起きるなど楽しく学習することが出来ました。

 模擬団交とその解説を踏まえて、討論は少人数によるグループ討議に移りました。模擬団交を見た感想を出し合いながら、各区交渉の悩みや疑問点を討論しました。「模擬団交を見て、労働組合として有する権利が理解できた」、「管理運営事項と主張する当局に対し、組合員の労働条件に係ることを主張して労使協議を担保させることの大切さが理解できた」等々、久しぶりの模擬団交の実演は、とても好評だったようです。
 グループ討議では、各支部の日常的な組合活動を報告し合い、様々な創意工夫で克服していることなど、お互いに参考になる意見交換ができました。もちろん、夜は夜で適量のお酒を飲みながら、笑い合い、励まし合いながら支部を越えた交流の機会となりました。
 単一労働組合である東京清掃労働組合は、複数の自治体を横断する組織のネットワークを最大限に活かして、各支部、清掃一組支部の課題や情報を共有するとともに、地連活動の強化、各区、一組交渉の強化をはかることから次世代を担う役員の育成を目指します。