第88回定期大会、新体制で新年度のスタート

17賃金確定闘争を総括し、今後の組織財政方針討議の視点を確認

 3月18日(日)、東京清掃労働組合の第88回定期大会が、御茶ノ水の連合会館で開催されました。例年、9月に開催していた定期大会ですが、年度替わりに合わせて「3月開催」に規約を改正。今大会は、初の3月開催の大会となりました。また、今大会は、役員改選の大会でもありました。桐田前中央執行委員長の退任に伴い、染裕之新中央執行委員長(前書記長)、中里保夫新書記長を選出しました。23区全域から選出される11人の常任中央執行委員の信任投票も実施され、全常任中央執行委員が圧倒的な信任を得て、新たなスタートを切りました。染新委員長は、新任の挨拶で、「労働組合運動を『暗い、怖い、係りたくない』と言われたことがあるが、決してそんなことはない。一人は皆のために、皆は一人のために、労働組合運動で多くの素晴らしい仲間に巡り会えたし、少しでも人として成長出来たとしたら、それは労働運動を担わせていただいたからだ。明るく、楽しく、元気よく!東京清掃労働組合を牽引したいと考えている。一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。

 この日の大会では、多くの来賓の皆さんにもご臨席を賜り、代表して座光寺自治労都本部委員長、北川都市清掃副議長(大阪清掃委員長)、高橋自治労現評清掃部会長(横浜清掃委員長)、中岡全労協事務局長、庄司東京清掃退職者会会長から激励の挨拶をいただきました。
 第1号議案「2017賃金確定闘争総括」、第2号議案「組織財政の総括に向けた視点」から第7号議案「中央委員の承認」まで、すべての議案が満場の拍手で採択されました。賃金確定闘争の総括では、若い代議員から、「なかなか賃金が上がらず生活が苦しい。頑張って昇任したいと思うが、最初の昇任機会である技能主任の昇任資格基準が「1級職歴16年」というのはあまりに長過ぎる。将来に希望が持てる人事制度の改善をお願いしたい」といった発言や、「東京清掃は現業組合ではあるが、行政職の組合員も多数いる。これからも行政職組合員の課題も取り扱ってほしい」といった意見や要望が出され、執行部からは「いただいた意見は、しっかりと受け止めて、今後の交渉に臨みたい」と答弁しました。
 また、この日の大会で退任する桐田前中央執行委員長からは、長い本部役員の経験を振り返りながら、「退任の年齢を迎え、職場に戻ることになるが、引き続き東京清掃に結集して頑張りたい。長い間、支えていただいたことに感謝します」と、退任の挨拶を語りました。
 最後に、染新委員長の発声で、「平和と民主主義を守り、あらゆる差別を許さず、公正社会の実現、新規採用の獲得、現業統一闘争、18賃金確定闘争を始めとするすべての闘いに勝利しよう!」と、団結がんばろうを三唱して終了しました。
 多くの課題が山積しますが、東京清掃労働組合は、“明るく” “楽しく” “元気よく” 運動を進めます。