第44回 組織集会

次代を担う役員が抱えている課題の点検を目的に

6月2日(日)「日本教育会館」を会場に、東京清掃の第44回組織集会が開催されました。東京清掃は、収集・運搬・中間処理を担う23区を貫くネットワークが組織化されています。そのメリットを活かした各区・清掃一組の日常的な状況や情報を共有化することで、組織一体となった組合活動を進めています。しかし、全国的な課題である次代を担う組合役員の育成は、東京清掃としても大きな課題となっています。人材の育成は即効性のある特効薬はないとされていますが、継続的に議論し、乗り越えて行かなければ組織の維持・発展は望めません。そのため、東京清掃は各支部の次代を担う組合員を対象に「やりがいが持てる組合役員としての意識づくり」をテーマとした組織集会を開催することになりました。グループ討議では、各支部の日常的な組合活動を報告し合い、さまざまな制約がある中での活動や本部・支部に対する要望など忌憚ない意見交換ができました。

また、自治労組織内候補である岸まきこさんに「組合活動の必要性」について講演を受けました。以前から役員の担い手不足は深刻化していたこと。組合の意義は個人が疑問に思ったことを放置せず、仲間と共に解決すること。最後に、全国を訪問して印象に残ったいくつかの単組の取組など事例を交えた詳細な報告を受け、全国の声を聞かなければわからない貴重なお話いただきました。コスト削減を主体とした合理化を止めるには自治体だけではなく、本流である国政から流れを止めなければなりません。あらためて7月の参議院選に向けて「岸まきこ」を国政に送り出す取組が必要であることを再確認した集会でもありました。
東京清掃は、これからも地連、(総)支部の課題や情報を共有するとともに、次代を担う役員の育成を目指します。